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ダプロデュスタットが持続型ESAに非劣性示す

2020年8月17日  専門誌ピックアップ

慢性腎臓病で血液透析を受けている日本人貧血患者271例を対象に、持続型赤血球造血刺激因子製剤(ESA)ダルベポエチンアルファに対するダプロデュスタットの貧血改善効果の非劣性および安全性を無作為化二重盲検第III相試験で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した投与40-52週の平均ヘモグロビン値は、ダプロデュスタット群(10.9g/dL)とダルベポエチンアルファ群(10.8g/dL)ともに目標範囲(10.0-12.0g/dL)内で、治療の差(0.1g/dL、95%CI -0.1-0.2g/dL)の信頼区間下限が非劣性基準の-1.0g/dLよりも大きいことから、ダプロデュスタットの非劣性が示された。有害事象の頻度は、両群とも概ね同等だった。 ...