1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. COVID-19流行で救急科の受診率低下 米

COVID-19流行で救急科の受診率低下 米

2020年8月18日  JAMA Internal Medicine

米国5州の救急科(ED)24科を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)集団発生前の2020年1月1日から4月30日までのED受診および入院の傾向を後ろ向き観察横断研究で検討した。 その結果、COVID-19大流行前の年間ED受診件数の範囲は1万3000件から11万5000件、減少率はコロラド州の41.5%からニューヨーク州の63.5%まで幅があった。最も急激な減少が見られた週は2020年3月で、全米にCOVID-19に関する公衆衛生上の警告が出された時期と一致していた。EDからの入院率は各地でCOVID-19新規発症率が増加し始めるまで安定しており、増加率はニューヨーク州で149.0%と最も高く、次いでマサチューセッツ州51.7%、コネチカット州36.2%、コロラド州29.4%、ノースカロライナ州22.0%だった。 ...