IBDのインフリキシマブ自己注射はアドヒアランスに課題　米

米国で2003-16年にインフリキシマブ注入を受けた炎症性腸疾患（IBD）患者2万7396例（うち小児患者1839例）を対象に、在宅、診療所または病院で実施するインフリキシマブ注入の実施状況および費用を比較した。在宅注入実施率は5.7％だった。 その結果、非遵守率は在宅群22.2％、診療所群19.8％（在宅群との比較でのP＝0.044）、病院群21.2％（同P＜0.001）、インフリキシマブ中止率は44.7％、33.7％（同P＜0.001）、33.4％（同P＜0.001）だった。治療200日時にインフリキシマブを継続している確率は在宅群64.4％、診療所群74.2％、病院群79.3％だった（P＜0.001）。在宅注入の方が診療所注入よりも年間総治療費は減らなかった（4万9149ドル vs. 4万3466ドル、P＜0.001）。 ...