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髄膜癌腫症合併EGFR陽性NSCLCにオシメルチニブでOS改善

2020年8月18日  専門誌ピックアップ

髄膜癌腫症(leptomeningeal metastases:LM)を合併するEGFR変異陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)患者351例を対象に、オシメルチニブの全生存改善効果を後ろ向き解析で検討した。 その結果、全体の全生存期間中央値(mOS)は8.1カ月で、T790M変異の有無による差はなかった(10.1カ月[95%CI 4.31-15.82] vs 9.0カ月[6.81-11.21]、P=0.936)。オシメルチニブ治療群のmOSは、T790M変異の有無を問わず17.0カ月で、非治療群の5.5カ月に対する優越性を示し(ハザード比0.36、0.28-0.47、P<0.001)、オシメルチニブ未使用の第1世代または第2世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬治療患者の8.7カ月よりも大幅に長かった。 ...