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COVID-19流行下の東京で医療者の燃え尽き率31.4%

2020年8月19日  専門誌ピックアップ

聖路加国際病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下でCOVID-19患者の診療に携わる医療従事者の燃え尽き症候群の有病率を検討。2020年4月6日から19日にかけて、同院でCOVID-19患者と接触があった医療従事者を対象に、オンラインアンケート調査を実施した。 解析対象とした回答者312人の年齢中央値は30.5歳、71.5%が女性で、職務経験中央値が7年だった。全体の燃え尽き症候群の有病率は31.4%だった。燃え尽きがあるグループは燃え尽きがないグループよりも女性が占める割合が有意に高く(燃え尽き群80.6% vs. 非燃え尽き群67.3%、P=0.02)、1カ月当たりの休日(中央値)が少なく(8日vs. 9日、P=0.03)、退職する意向がある回答者が多かった(74.5% vs. 24.3%、P=0.01)のに加えて、年齢中央値が有意に低く(28歳vs. 32歳、P=0.001)、職務経験年数が有意に少なかった(5年vs. 8年、P=0.001)。 医師を比較対象として共変量で補正すると、看護師(オッズ比4.9、95%CI 2.2-11.2、P=0.001)、臨...