COVID-19流行初期の眼科診療状況を調査　米

米国の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）流行初期の眼科診療状況を、横断研究で検討。2020年4月29、30日に、4地域の大学病院20施設と個人診療所40施設を対象に、電話による調査を実施した。 個人診療所40施設のうち、2施設（5％）が休診、24施設（60％）が緊急症例のみを受け付けており、14施設（35％）が全患者の診療を継続していた。大学病院20施設のうち、2施設（10％）が休診、17施設（85％）が緊急症例のみ受け付け、1施設（5％）が全患者の診療を継続していた。 大学病院の方が個人診療所よりも、COVID-19感染拡大予防の準備について話題にする傾向が強かった（85％ vs. 35％、平均差0.41、95％CI 0.26-0.65、P＜0.001）。個人診療所の方が大学病院よりも、白内障の次回診察予約日が早く（22.1日vs. 75.5日、平均差53.4、95％CI 23.1-83.7、P＜0.001）、光視症と飛蚊症の診察を受け付ける傾向にあった（75％ vs. 40％、平均差0.42、95% CI 0.22-0.79、P＝0.01）。 ...