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皮下ICD、合併症や不適切作動で経静脈ICDに非劣性示す

2020年8月20日  New England Journal of Medicine

ペーシング不適応で植込み型除細動器(ICD)適応の患者849例を対象に、皮下ICDの経静脈ICDに対する非劣性を検証した(PRAETORIAN試験)。追跡期間中央値は49.1カ月だった。 その結果、48カ月時の主要複合評価項目(デバイス関連合併症および不適切作動)累積発生率のカプランマイヤー推定値は皮下ICD群15.1%、経静脈ICD群15.7%(ハザード比0.99、95%CI 0.71-1.39)で、ハザード比の信頼区間上限値が非劣性マージン1.45を下回ったため皮下ICDの経静脈ICDに対する非劣性が示された(非劣性のP=0.01、優越性のP=0.95)。デバイス関連合併症の発生者数は皮下ICD群31例、経静脈ICD群44例(同0.69、0.44-1.09)、不適切作動は41例、29例(同1.43、0.89-2.30)、死亡は83例、68例(同1.23、0.89-1.70)、適切作動は83例、57例(同1.52、1.08-2.12)だった。 ...