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妊娠初期のジカウイルス感染で児の脳・眼の先天異常増

2020年8月20日  New England Journal of Medicine

コロンビアでジカウイルスが集団発生した2015年6月から2016年7月に症候性ジカウイルス感染症(ZVD)および先天性異常の全国集団ベースサーベイランスシステムに登録されたZVD確定妊婦5673例を対象に、ZVDと妊娠転帰の関連を検討した。 その結果、出生児または胎児の脳または眼の先天性異常有病率は2%で、ZVD症状が妊娠初期に発症した母親の妊娠では3%、妊娠中期または後期に発症した母親の妊娠では1%だった。妊娠喪失率は3%、先天性異常があった妊娠を除外した後の早産率は8%、低出生体重発生率は6%だった。生産児1万人当たりの脳または眼の先天性異常有病率はジカウイルス集団発生期間中で13、集団発生前で8、集団発生後で11だった。 ...