急性脳内出血後に拡散強調画像病変あると機能転帰不良

脳内出血後のMRI拡散強調画像病変の関連因子、拡散強調画像病変と機能転帰の関連を検討すべく、無作為化臨床試験3件および多施設共同前向き研究1件に参加した急性脳内出血患者1752例の患者データの統合解析を実施した。 その結果、拡散強調画像病変の関連因子に、若年者（1歳当たりのオッズ比0.98、95％CI 0.97-0.99）、黒人（オッズ比1.64、1.17-2.30）、入院時収縮期血圧（10mmHg上昇当たりのオッズ比1.13、1.08-1.18）、ベースライン時血腫体積（10mL増加当たりのオッズ比1.12、1.02-1.22）、脳微小出血（オッズ比1.85、1.39-2.46）、白質希薄化（オッズ比1.59、1.67-2.17）があった。拡散強調画像病変が、脳内出血後の機能転帰不良（3カ月時の修正Rankinスコア4-6と定義）と独立した関連を示した（オッズ比1.50、1.13-2.00）。 ...