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心停止後の神経学的予後予測結果とHIE重症度を比較

2020年8月22日  JAMA Neurology

欧州3施設で、心停止後に死亡した患者187例を対象に、集中治療室で得た心停止後の神経学的予後指標の結果と脳解剖で病理組織学的に判定した低酸素性虚血性脳症(HIE)重症度を後ろ向きコホート研究で比較。 対象患者の117例(63%)が男性、年齢中央値は65歳だった。114例(61%)を重度HIE、73例(39%)を低症ないし軽症HIEと判定した。重度HIEは、両側に体性感覚誘発電位を認めなかった全21例、脳コンピューター断層撮影画像で灰白質比1.10未満だった全15例、脳波にサプレッションが見られた全9例、バースト・サプレッションが見られた患者16例中15例、心停止28時間超経過後に神経特異的エノラーゼ値が67μg/Lを超えていた全29例に確認された。 ...