アトピー性皮膚炎評価スコア改善率のMICを検討
2020年8月22日
British Journal of Dermatology
アトピー性皮膚炎の成人および小児826例を対象に、湿疹面積・重症度指数(EASI)およびアトピー性皮膚炎重症度評価尺度(SCORAD)スコアの改善率と絶対改善の最小限の重要な変化(MIC)を前向き観察研究で検討した。 医師による全般的評価(PGA)と治験担当医師によるアトピー性皮膚炎の全般的な重症度の総合評価(vIGA-AD)の1段階改善は、EASIで50%、SCORADで35%、客観的SCORADで35%の低下と関連を示した。このMIC率の閾値は、ベースラインの重症度を問わずほぼ同じだった。PGAとvIGA-ADの1グレード改善は、EASIで14.0、14.9、SCORADで19.9、14.9、客観的SCORADで 15.5、17.4の低下と関連を示した。この絶対MICの閾値は、ベースラインの重症度により有意に異なった(各P<0.001、P=0.0001、P<0.0001)。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。