早産児81例と正期産児66例を対象に、アイトラッキング(視線計測)を用いた幼少期および5歳時の社会的注意・選好の評価を実施した。 その結果、7-9カ月齢時の社会的選好スコアは、早産児の方が正期産児群よりも低かった。正期産児群はいずれの評価時もスコアが安定していたが、早産児ではスコアが有意に増加し、5歳時までに正期産児群と同等のスコアに到達した。在胎月齢の低値および社会経済的剥奪に7-9カ月齢の社会的選好スコア低値との関連が見られた。5歳時のMullen Scales of Early Learningの早期学習複合スコアは、早産児群の方が正期産児群よりも低かったが、7-9カ月齢および5歳時の社会的選好とは関連がなかった。 ...
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