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高齢者の脆弱性骨折リスク予測ツールを開発

2020年8月23日  専門誌ピックアップ

Dubbo骨粗鬆症疫学研究およびカナダ多施設共同骨粗鬆症研究の参加者8965例を対象に、高齢者の脆弱性骨折および骨折後死亡リスク予測ツールを開発。多状態モデルを用いて、一次、二次骨折および死亡リスクに対する予測因子の影響を定量化した。 追跡調査期間中央値13年で、一次骨折2364件、二次骨折755件、死亡3300件が発生した。性別、年齢、骨塩密度、12カ月以内の転倒歴、50歳以降の骨折歴、心血管疾患、糖尿病などを含めた予測モデルは、追跡調査期間11年までの脆弱性骨折および9年までの骨折後の死亡を正確に予測した。Tスコア-1.5でその他の危険因子のない70歳女性の場合で、5年間の骨折リスクは10%、死亡リスクは8%だが、一次骨折後の二次骨折または死亡リスクは33%と2倍となった。 ...