更年期VMSのfezolinetantは奏効率高く、QOLも大幅改善

更年期に伴う血管運動症状（VMS）がある閉経後女性を対象にニューロキニン3受容体拮抗薬fezolinetant（15mg、30mg、60mg、90mgのいずれかを1日2回投与または30mg、60mg、120mgのいずれかを1日1回投与）の有効性を検討した第IIb相VESTA試験の二次解析を実施。352例を解析対象として、奏効率と患者報告転帰を検討した。 その結果、fezolinetant群はプラセボ群に比べて、VMS改善で判定した12週時の奏効率が高かった。全用量群で、更年期特異的QOL質問票VMSスコアの平均変化量（4週時：プラセボ－1.8、fezolinetant －1.9-－3.6、12週時：プラセボ－2.3、fezolinetant －2.9-－4.4）が臨床的最小重要差（MID）1.2を超え、ほてりによる日常生活障害度スコアの平均変化量（4週時：プラセボ－2.2、fezolinetant －2.5-－3.8、12週時：プラセボ－2.9、fezolinetant －3.3-－4.3）がMID 1.76を超えていた。Greene更年期症状評価尺度VMS領域スコアは、プラセボ群に...