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日本の川崎病発生率は増加傾向、心合併症は1割未満

2020年8月24日  専門誌ピックアップ

日本のた2017-18年川崎病全国調査の患者データを用いて、川崎病の疫学的特徴、治療および心合併症率を調査した。 2017年に1万5164例、2018年に1万7364例(53.4%)が川崎病と特定された。2018年には最も高い年間発生率が記録された(0-4歳の小児10万人当たり359例)。1982年以降、主な徴候が4項目以下の患者が徐々に増加し、2017-18年では6847例(21.1%)だった。初めて免疫グロブリンを静脈内投与した患者3万784例では、6061例(19.7%)で効果が見られなかった。川崎病発症後30日以内に9.0%の患者が心合併症と診断され、2.6%の患者で心臓に後遺症が発生した。 ...