COVID-19流行下でELVO患者の半数がCOVID-19陽性
米・ニューヨーク市で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院および死亡が最も多かった3週間の間に緊急大血管閉塞(ELVO)で受診した患者45例(平均年齢66歳)を対象に、ELVOとCOVID-19集団発生の関連を後ろ向き観察症例集積研究で検討した。 その結果、対象患者の53%がCOVID-19検査陽性だった。COVID-19陽性患者は陰性患者よりも年齢が有意に若かった(59±13歳vs. 74±17歳、オッズ比0.94、95%CI 0.81-0.98、P=0.004)。COVID-19陽性患者は陰性患者よりも男性の割合が高く(75% vs. 43%、オッズ比3.99、95%CI 1.12-14.17、P=0.032)、白人の割合が低かった(8% vs. 38%、同0.15、0.04-0.81、P=0.027)。ELVO患者の総数は、COVID-19集団発生前の同期間の2倍だったた(推定:0.78、0.47-1.08、P≦0.0001)。 ...
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