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頭頸部がん、標準療法+Debio 1143で局所制御率改善

2020年8月26日  The Lancet Oncology

高リスク局所進行頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者96例を対象に、標準的高用量シスプラチン化学放射線療法へのアポトーシス阻害タンパク質阻害薬Debio 1143の上乗せ効果および安全性を無作為化第II相試験で検討。追跡期間中央値はDebio 1143群25.0カ月、プラセボ群24.2カ月だった。 intention-to-treat解析の結果、化学放射線療法後18カ月時の局所領域制御率はDebio 1143群54%、プラセボ群33%だった(オッズ比2.69、95%CI 1.13-6.42、P=0.026)。安全性解析では(対象95例)、グレード3以上の有害事象発生率はDebio 1143群85%、プラセボ群87%で、重篤な治療下で発現した有害事象発生率は63%、60%だった。プラセボ群では、有害事象による死亡が2例(4%)発生したが、Debio 1143群では認められなかった。 【訂正】2020年8月26日に以下を訂正しました。 見出しの「頭頚部」を「頭頸部」に訂正しました。 ...