舟状骨骨折は「まずギプス固定」推奨

2mm以下の転位を伴う舟状骨腰部骨折患者408例（平均年齢33歳、83％が男性）を対象に、外科手術による即時固定とギプス固定（癒合できなければ即時固定）の臨床的有効性を無作為化優越性試験で検証した（SWIFFT試験）。 intention-to-treat解析の結果、52週時のPatient-Rated Wrist Evaluation（PRWE）調整後平均スコアは手術群11.9、ギプス固定群14.0で、有意差は見られなかった（調整後平均差－2.1、95％CI －5.8-1.6、P＝0.27）。重篤になる可能性のある手術合併症発生率は手術群14％、ギプス固定群1％、ギプス関連合併症は2％、18％、内科的合併症は両群ともに2％だった。 ...