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未治療AMLにアザシチジン+ベネトクラクスでOS改善

2020年8月27日  New England Journal of Medicine

標準的な寛解導入療法に不適応の未治療急性骨髄性白血病(AML)高齢患者431例(年齢中央値76歳)を対象に、アザシチジンへのベネトクラクス上乗せ効果を検証した(VIALE-A試験)。患者をアザシチジン+ベネトクラクス投与群とアザシチジン+プラセボ投与群に割り付けた。主要評価項目は全生存期間(OS)とした。 intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値20.5カ月でのOS中央値は、ベネトクラクス併用群14.7カ月、プラセボ群9.6カ月だった(死亡ハザード比0.66、95%CI 0.52-0.85、P<0.001)。完全寛解達成率はベネトクラクス併用群36.7%、プラセボ群17.9%、複合完全寛解(完全寛解または血液学的回復が不完全な完全寛解)達成率は66.4%、28.3%だった(いずれもP<0.001)。主な有害事象は、悪心(ベネトクラクス併用群44% vs. プラセボ群35%)、発熱性好中球減少症(42% vs. 19%)などで、感染症発生率はベネトクラクス併用群85%、プラセボ群67%、重篤な有害事象発生率は83%、73%だった。 ...