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便秘薬ルビプロストンでNAFLD患者のALT値低下

2020年8月27日  専門誌ピックアップ

横浜市立大学で、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)に対する便秘薬ルビプロストンの有効性および安全性を無作為化二重盲検プラセボ対照第IIa相試験で検討。便秘があるNAFLD患者150例をルビプロストン24μg、同12μg、プラセボを1日1回経口投与するグループに無作為に割り付けた。 その結果、主要評価項目に規定した12週時のALT値の絶対変化量は、プラセボ群(平均1U/L)よりもルビプロストン24μg群(同-13U/L、平均差-15U/L、95%CI -23--6、P=0.0007)、同12μg群(-同12U/L、同-13U/L、-22--5、P=0.0023)の方が大きかった。ルビプロストン24μg群の33%、同12μg群の6%、プラセボ群の7%に有害事象が発生した。最も頻度の高い有害事象は下痢だった(24μg群31%、12μg群6%、プラセボ群なし)。重篤な有害事象および治療関連死亡の発生はなかった。 ...