研修中の燃え尽き予防に学生時の夜間呼び出し経験が有用

米国のメディカルスクール卒業後1年目と2年目の一般外科研修医3693人を対象に、一般外科研修の準備の関連因子および準備の程度と研修医の燃え尽き症候群との関連を面談とアンケート調査データを用いた横断研究で検討。 対象者の1775人（48.1％）が研修の準備ができていないと報告した。多変量解析で、女性（オッズ比1.34、95％CI 1.15-1.57）または医学生時代に夜間呼び出しを担当しなかった研修医（4回超に対する0回のオッズ比2.72、95％CI 2.10-3.52）が準備不足と回答する傾向が強かった。医学生時にサブインターンシップを修了しなかった研修医が、研修に対する準備ができていると回答する傾向が低かった（オッズ比0.68、95％CI 0.48-0.96）。研修への準備が十分できていると認識することで、燃え尽き症状の発生リスクが約2分の1まで低下した（同0.57、0.48-0.68）。 ...