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ドセタキセル無効のmCRPC骨転移にRT+イピリムマブでOS改善

2020年8月28日  European Urology

ドセタキセル治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の骨転移に対する放射線単回照射+イピリムマブの有効性をプラセボと比較した第III相試験(CA184-043)追跡調査の最終解析を報告。対象患者799例の探索的サブセット解析を実施した。 最終生存解析では、7-8カ月時でイピリムマブとプラセボ両群の生存曲線が交差し、その後も持続的な分離を続けたためイピリムマブ群の優位が示された。区分的指数ハザードモデルで、ハザード比は0-5カ月で1.49、5-12カ月0.66、12カ月以降0.66だった。プラセボと比較したイピリムマブ群の全生存率は2年時(25.2% vs 16.6%)、3年時(15.3% vs 7.9%)、4年時(10.1% vs 3.3%)、5年時(7.9% vs. 2.7%)だった。両群で最も頻繁に見られた死因は、病勢進行だった。イピリムマブ群の7例、プラセボ群の1例が死亡し、主な原因は被験薬の毒性だと報告された。 ...