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大麻使用障害にカンナビジオールが有効

2020年8月29日  専門誌ピックアップ

大麻使用障害の治療に用いるカンナビジオール(CBD)の有効用量をベイジアン・アダプティブデザインの第IIa相二重盲検無作為化試験で検討。第2段階では大麻使用障害患者48例をCBD 200mg、400mg、800mg、プラセボに12例ずつ割り付け、中間解析で無効用量と判定された200mgを除外した。第2段階では追加の34例を400mg(12例)、800mg(11例)、プラセボ(11例)に割り付けて試験を実施した。 最終解析の結果、CBD 400mgと800mgは、2つの主要評価項目の基準(尿中THC-COOH/クレアチニン比低下および治療中1週間当たりの大麻使用自制日数の増加がプラセボとの比較で有効な事後確率が0.9超)を満たした。プラセボに比べると、CBD 400mgと800mgでTHC-COOH/クレアチニン比がそれぞれ-94.21ng/mL(95%信用区間-161.83--35.56)、-72.02ng/mL(-135.47--19.52)低下し、大麻使用の自制が1週間当たり0.48日(0.15-0.82)、0.27日(-0.09-0.64)増加した。 ...