AMI後の心停止症候群、目標平均動脈圧80/85-100mmHgで心筋障害減

Neuroprotect試験およびCOMACARE試験に組み入れた心停止後症候群患者235例のうち急性心筋梗塞（AMI）後ショック患者120例を対象に、至適平均動脈圧（MAP）を患者の統合解析で検討。患者を入院後36時間のMAP目標値80/85-100mmHg（高値）と65mmHg（低値）に割り付けて比較した。 その結果、MAP目標高値群の患者は目標低値群の患者に比べて、高用量のノルエピネフリン（P＝0.004）とドブタミン（P＝0.01）の投与を受け、MAPが高値に達した（86±9mmHg vs. 72±10mmHg、P＜0.001）。主要評価項目に規定した72時間高感度トロポニンTの曲線下面積は、MAP目標高値群の患者の方が目標低値群の患者よりも低値だった（中央値1.14μg・72時間/L vs. 1.56μg・72時間/L、P＝0.04）。 ...