肥満手術で死亡リスクが大幅に低下
2020年8月30日
Annals of Internal Medicine
国民皆保険制度下のカナダ・オンタリオ州で、肥満手術と全死亡率の関連を集団ベースコホート研究で検討。2010-16年に肥満手術を施行した患者1万3679例と年齢、性別などでマッチさせた肥満手術を施行していない患者1万3679例を対象とした。 追跡期間中央値4.9年で、全死亡率は手術群1.4%、非手術群2.5%(調整後ハザード比0.68、95%CI 0.57-0.81)だった。55歳以上の患者では手術群の絶対リスクが3.3%低かった(同0.53、0.41-0.69)。相対的効果は男女で同等だったが、肥満手術と全死亡の関連の絶対値は男性で大きかった。このほか、肥満手術によって心血管死亡率(同0.53、0.34-0.84)とがん死亡率(同0.54、0.36-0.80)が低下した。 ...
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