エピトープ特異的IgE併用でピーナツアレルギー予測改善
2020年8月30日 専門誌ピックアップ
ピーナツアレルギー高リスク乳児293例の検体を対象に、エピトープ特異的（es）IgEおよびesIgG4抗体の発現プロファイルで4歳以降のピーナッツアレルギー発症を予測できるかを検討。検体は生後3-15カ月、2-3歳、4歳以降に採取した。 4歳以降では38％がピーナッツ耐性、14％がアレルギーの可能性あり、8％がアレルギーの可能性が高い、24％が血清学的アレルギー、16％がアレルギー確定の5群に特定された。esIgEプロファイルは3-15カ月ではいずれの群でもほぼ同じだったが、2歳と4歳以降ではアレルギー確定群と血清学的アレルギー群で顕著に増加した。esIgEとピーナッツ特異的IgE併用のアルゴリズムでアレルギー発症の予測精度は高く、AUCは3-15カ月で0.84、2-3歳では0.87となった。 ...