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40歳からの年1回マンモ検診で乳がん死亡減

2020年8月30日  The Lancet Oncology

英国で、40-48歳の間のマンモグラフィ検診受検による乳がん死亡率改善効果を無作為化比較試験で検討(UK Age試験)。39-41歳の女性を40-48歳(介入期間)の間に年1回マンモグラフィ検診を受けるグループ(介入群、5万3883例)と50歳前後の国民保健サービス乳がん検診プログラム受検まで検診を受けないグループ(対照群、10万6953例)に無作為に割り付け、介入期間に診断された乳がんによる死亡率に対するマンモグラフィ検診の効果を評価した。 その結果、無作為化から追跡期間10年では、介入群の方が乳がん死亡率が有意に低く、乳がん死は介入群83例、対照群219例だった(相対比0.75、95%CI 0.58-0.97、P=0.029)。その後は有意な死亡率低下は認められず、追跡期間が10年を超えて発生した乳がん死は、介入群126例、対照群255例だった(同0.98、0.79-1.22、P=0.86)。 ...