糖尿病患者のCOVID-19死亡リスク、1型と2型に独立の関連

英国で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のため入院した糖尿病（DM）患者を対象に、糖尿病の型別（1型、2型、その他）のCOVID-19院内死亡リスクを全国調査で検討した。 2020年2月16日時点で英国内の一般診療所に掛かり付け登録していた生存者6141万4470例のうち、26万3830例（0.4％）が1型DM患者、286万4670例（4.7％）が2型DM患者、4万1750例（0.1％）がその他の型のDM患者、5824万4220例（94.8％）が糖尿病の診断を受けていない患者だった。 対象期間中のCOVID-19による院内死亡者2万3698例のうち3分の1がDM患者で、内訳は2型DM 7434例（31.4％）、1型DM 364例（1.5％）、その他69例（0.3％）だった。対象期間72日間の10万人当たりの未調整死亡者数は、糖尿病なし27例、1型DM 138例、2型DM 260例だった。 年齢、性別、貧困、民族、地理的地域で調整後、糖尿病がない場合と比較すると、COVID-19による院内死亡のオッズ比は、1型DMが3.51（95％CI 3.16-3.90）、2型DMが2....