早産と早期正期産は女性の若年死の危険因子

スウェーデンで1973-2015年に単胎児を出産した女性218万9477例を対象に、早産関連の長期死亡率を全国コホート研究で検討した。 その結果、追跡期間5070万人年の追跡での死亡率は3.5％、死亡年齢中央値は57.6歳だった。出産後10年時の早産関連全死亡の調整後ハザード比は1.73（95％CI 1.61-1.87）だった。在胎週数で層別化すると、満期正期産に対する調整後ハザード比は超早産2.20（同1.63-2.96）、極早産2.28（同2.01-2.58）、後期早産1.52（同1.39-1.67）、早期正期産1.19（同1.12-1.27）だった。早産の満期正期産に対するハザード比は追跡期間に伴い低下するものの有意に高い値が維持され、出産後10-19年で1.45（同1.37-1.53）、20-44年で1.37（同1.33-1.41）だった。このリスク増加は家族内の遺伝的因子および環境因子に起因するものではなかった。 ...