うつ病合併糖尿病、多職種共同ケアで症状改善
2020年8月31日
Journal of the American Medical Association
インドで2型糖尿病(DM)とうつ病を有する成人404例を対象に、12カ月間の多職種連携による共同ケア(非医師ケアコーディネーターによる自己管理支援、医師の治療を調整する意思決定支援電子医療記録の、専門家による症例検討)の有効性を無作為化試験で検討した(INDEPENDENT試験)。介入群に割り付けた患者はさらに12カ月間、介入なしで追跡し、対照群は24カ月間、通常治療を実施した。主要評価項目は、24カ月時のうつ症状チェックリストSCL-20スコア50%以上低下およびHbA1c 0.5%ポイント以上低下、収縮期血圧5mmHg以上低下、LDLコレステロール10mg/dL以上低下のうちいずれか1項目の達成とした。 その結果、共同ケア群は通常ケア群に比べて、24カ月時の主要評価項目達成率が有意に高かった(71.6% vs. 57.4%、リスク差16.9%、95%CI 8.5-25.2)。 ...
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