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体重減少を伴う新規糖尿病患者は膵がんリスク高い

2020年9月1日  JAMA Oncology

米国の看護師健康調査(Nurses’ Health Study)の女性参加者および医療従事者追跡調査(Health Professionals Follow-up Study)の男性参加者計15万9025例を対象に、糖尿病罹病期間および最近の体重変化とその後の膵がんリスクとの関連を評価した。 非糖尿病患者と比べた膵がんの年齢調整ハザード比は、糖尿病に罹患して間もない患者(新規DM患者)2.97(95%CI 2.31-3.82)、糖尿病の長期罹患患者2.16(同1.78-2.60)だった。体重が1-8ポンド減少した新規DM患者(10万人年当たりの発症件数91、95%CI 55-151、ハザード比3.61、95%CI 2.14-6.10)および8ポンド超減少した新規DM患者(同164、95%CI 114-238、ハザード比6.75、95%CI 4.55-10.00)は、糖尿病罹患、体重減少いずれもない患者(同16、95%CI 14-17)と比べて、膵がんリスクが大幅に増加した。 ...