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TNBCに術後パクリタキセル+カルボプラチンでDFS改善

2020年9月1日  JAMA Oncology

手術可能なトリプルネガティブ乳がん(TNBC)の女性647例を対象に、パクリタキセル+カルボプラチン併用療法(PCb)の効果をシクロホスファミド+エピルビシン+フルオロウラシル投与後にドセタキセルを投与する治療(CEF-T)と第III相無作為化臨床試験で比較した。 追跡調査期間中央値62カ月時で、無病生存率(DFS)はPCb群の方がCEF-T群より高かった(5年DFS 86.5 vs. 80.3%、ハザード比0.65、95%CI 0.44-0.96、P=0.03)。遠隔DFSおよび無再発生存期間に対してもほぼ同じ転帰が観察された。探索および仮説生成型のサブグループ解析で、DFSハザード比はBRCA1/2変異患者で0.44(95%CI 0.15-1.31、P=0.14)、相同組換え修復遺伝子変異患者で0.39(同0.15-0.99、P=0.04)だった。安全性データは、関連薬物の既知の安全性に関する情報と一致していた。 ...