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肥満によるCOVID-19死亡リスク、若年男性で顕著

2020年9月2日  Annals of Internal Medicine

米国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死亡リスクにBMI、併存疾患、期間、地域単位の人口統計学的因子などが及ぼす影響を後ろ向き研究で検討。2020年2月13日から5月20日の間にCOVID-19の診断を受けたKaiser Permanente Southern California会員6916例を対象とした。 その結果、BMIと死亡リスクの間に、肥満関連の併存疾患で補正した後もなおJ字型の相関があった。BMI 18.5-24kg/m2の患者と比較した同40-44kg/m2および45kg/m2以上の患者の相関リスクは、それぞれ2.68(95%CI 1.43-5.04)、4.18(同2.12- 8.26)だった。このリスクは、60歳以下の男性患者で最も顕著だった。人種や民族、その他の人口統計学的特徴による死亡リスクの増加は検出されなかった。 ...