喘息患者の定期的自己管理支援、受診減りQOL改善

喘息の3通りの自己管理対策（集学的症例管理、定期的な自己管理支援、最低限の自己管理支援）が医療利用および生活の質（QOL）にもたらす効果を系統的レビューとネットワークメタ解析で比較。無作為化比較試験105件（患者計2万7767例）を対象とした。 その結果、通常治療＋教育（対照）に比べると、集学的症例管理と定期的な自己管理支援で医療利用が有意に減少し（標準化平均差－0.18、－0.30）、定期的な自己管理支援でQOLが有意に改善した（同0.54、0.11-0.96）。5-18歳の患者では、定期的な自己管理支援のみが医療利用およびQOLに統計的有意な効果を示し（同－0.21、0.23）、ベースラインの症状が重度だった患者では、集学的症例管理および定期的な自己管理支援の医療サービス利用の抑制効果が最も高かった（同－0.32、－0.32）。 ...