腰以外の筋骨格系障害による急性疼痛、局所NSAIDが純便益最大
2020年9月2日
Annals of Internal Medicine
腰以外の筋骨格系障害(捻挫、むち打ち損傷、筋挫傷など)による急性疼痛に用いる外来治療法の有効性をネットワークメタ解析で比較。無作為化試験207件(患者計3万2959例、45通りの治療法)を対象とした。 その結果、局所非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の純便益が最も大きく、次いで経口NSAIDおよびアセトアミノフェン(ジクロフェナク併用含む)だった。プラセボに比べると、アセトアミノフェン+オピオイドで中期的な疼痛(1-7日)が改善したが、短期的な疼痛(2時間以内)は改善せず、トラマドールは無効で、オピオイドは胃腸および神経系の有害作用のリスクが高かった(いずれも根拠の確実性中等度)。 ...
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