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喘息患者は骨粗鬆症と脆弱性骨折のリスク高い

2020年9月3日  専門誌ピックアップ

英国Clinical Practice Research Databaseを用いて、喘息成人患者の骨粗鬆症と脆弱性骨折リスクを一般集団と比較した。 その結果、喘息患者は骨粗鬆症(調整ハザード比1.18、95%CI 1.13-1.23)、脆弱性骨折(同1.12、1.07-1.16)のリスクが高かった。骨粗鬆症と脆弱性骨折に対する年齢調整後の喘息の影響は、若年患者で強く見られた(交互作用のP<0.0001)。経口コルチコステロイド(OCS)と骨粗鬆症に用量反応関係を認め、脆弱性骨折リスクは1年当たりのOCS投与が6コース以上の患者で高かった。吸入コルチコステロイドの定期的な使用で、骨粗鬆症および脆弱性骨折リスクが増加した。 ...