AMDの光受容体変性評価にAIが有用
2020年9月4日
JAMA Ophthalmology
地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性(AMD)患者89例158眼を対象に、GA病変外での光受容体変性の発生状況、後のGA進行との関連を単施設コホート研究で検討(Directional Spread in Geographic Atrophy試験)。追跡期間中央値は1.1年だった。 その結果、深層学習パイプラインを実装したスペクトラルドメイン光干渉断層撮影(SD-OCT)Bスキャンによる完全自動セグメンテーションは精度が高く(手動マーキングとの比較でのダイス係数0.82)、光受容体変性の著しい患者間変動性が明らかになった。エリプソイドゾーン消失部からGA境界線までの距離および視細胞外節厚はのちのGA進行度の予測因子だった。経時的な外顆粒層と視細胞内節の菲薄化は、年齢およびGA境界線との近接度で調整しても有意で、年間進行度は-0.16μm、-0.17μmと推定された。 ...
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