肥満DM患者の減量手術、食事療法と効果同等
2020年9月5日
New England Journal of Medicine
肥満の2型糖尿病患者22例を対象に、Roux-en-Y法を用いた胃バイパス術(RYGB)と食事療法単独による体重減少効果とグルコース代謝機能への影響を比較した。 その結果、体重減少に平均糖産生抑制量の増加との関連が見られ、高インスリン正常血糖クランプ法の第1ステージで食事療法群7.04μmol/kg(除脂肪量、以下同)/分、RYGB群7.02μmol/kg/分、第2ステージで5.39μmol/kg/分、5.37μmol/kg/分増加し、有意な群間差は見られなかった。このほか、体重減少にインスリン刺激による糖取り込み量の増加との関連が見られ、食事療法群では30.5±15.9μmol/kg/分から61.6±13.0μmol/kg/分に、RYGB群では29.4±12.6μmol/kg/分から54.5±10.4μmol/kg/分に増加し、有意差はなかった。重大な合併症はいずれの群でも発生しなかった。 ...
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