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BRCA変異陽性乳がんにオラパリブ+デュルバルマブが有望

2020年9月6日  The Lancet Oncology

BRCA遺伝子変異陽性がん患者を対象にPARP阻害薬オラパリブ+抗PD-L1抗体デュルバルマブ併用の安全性および活性を多施設非盲検第I/II相バスケット試験で検討(MEDIOLA試験)。2回を超える化学療法歴のないBRCA変異を伴うHER2陰性転移性乳がん患者34例の結果を報告した。 その結果、グレード3以上の有害事象発生率は32%で、最も頻度が高かったのは貧血(12%)、好中球減少(9%)、膵炎(6%)だった。有害事象による中止率は9%、重篤な有害事象発生率は12%で(4例で計6件)、治療関連死は見られなかった。12週時の病勢制御率は80%だった。 ...