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cT1-T2 N0声門がんは予防的頸部郭清術を検討すべき

2020年9月6日  The Laryngoscope

臨床病期分類初期(cT1-T2)、領域リンパ節転移なし(N0)の声門がんで原発巣切除術を施行した患者991例を対象に、予防的頸部郭清術の役割とリンパ節転移率を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、予防的頸部郭清術を施行した患者372例の16%に潜在的リンパ節転移が認められた。病理組織学的悪性度が高い腫瘍に潜在的リンパ節転移との関連が見られた(P=0.004)。予防的頸部郭清術の有無が生存に有意な影響を及ぼすことはなかったが、潜在的リンパ節転移を有する患者は生存転帰が不良だった(P<0.001)。 ...