1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 地中海食でパーキンソン病の前駆症状発生リスク低下か

地中海食でパーキンソン病の前駆症状発生リスク低下か

2020年9月8日  専門誌ピックアップ

米国の看護師健康調査(Nurses’Health Study)と医療従事者追跡調査(Health Professionals Follow-up Study)の参加者4万7679例を対象に、食事の内容とパーキンソン病(PD)前駆症状の関連を検討。1986(ベースライン)以降4年ごとに食事の情報を収集し、食事内容遵守スコアを算出した。1万7400例のサブセットで、2012年に便秘とレム睡眠行動障害の疑い、2014-15年に追加で5項目のPD前駆症状を評価した。 その結果、代替地中海食(aMED)スコアの最高五分位群と最低五分位群の比較で、前駆症状0項目に対する3項目以上のオッズ比はベースラインの食事の遵守で0.82(95%CI 0.68-1.00、偽発見率で調整した傾向のP=0.03)、20年以上の長期の食事パターンの遵守で0.67(0.54-0.83、偽発見率で調整した傾向のP<0.001)だった。代替健康食指数(AHEI)スコアとPD前駆症状にも強い関連が見られた。 ...