1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 急性白血病、診断から治療までの時間は生存率と無関連

急性白血病、診断から治療までの時間は生存率と無関連

2020年9月9日  専門誌ピックアップ

急性骨髄性白血病の診断から治療開始までの時間(TDT)と予後の関連をGerman Study Alliance Leukemia-Acute Myeloid Leukemia(SAL-AML)で得られた大規模実臨床データ(患者2263例)を用いて検討。治療が遅れた日数(TDT 0-5日、6-10日、11-15日、15日超)に対する単変量解析を実施した。 その結果、既知の予後因子で調整前の2年全生存率は、0-5日群51%、6-10日群48%、11-15日群44%、15日超群50%だった(P=0.211)。調整後の多変量コックス回帰分析では、連続変数としてのTDTのハザード比は1.00だった(P=0.617)。60歳以下と60歳超、初診時の白血球数の多寡で層別化して全生存を解析しても、TDTの群間に有意差は認められなかった。 ...