RET変異陽性甲状腺髄様がんにselpercatinibが有望
2020年9月10日
New England Journal of Medicine
RET遺伝子変異を伴う甲状腺髄様がん患者および治療歴のあるRET融合遺伝子陽性の甲状腺がん患者を対象に、選択的RET阻害薬selpercatinibの効果および安全性を第I-II相試験で検討した(LIBRETTO-001試験)。 バンデタニブ+カボザンチニブ、またはそのいずれかによる治療歴があるRET遺伝子変異陽性甲状腺髄様がん患者55例の客観的奏効率は69%、1年無増悪生存率は82%、未治療患者88例では73%、92%、治療歴があるRET融合遺伝子陽性甲状腺がん患者19例では79%、64%だった。最も頻度の高いグレード3以上の有害事象は高血圧(21%)、ALT値上昇(11%)などで、薬剤関連有害事象での中止率は2%だった。 ...
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