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米ACS「45歳からの大腸がん検診開始」勧告は妥当

2020年9月10日  専門誌ピックアップ

New Hampshire Colonoscopy Registryの「平均的大腸がんリスクでスクリーニング同等」(“average-risk screening equivalent”)グループ4万812例のデータを用いて、年齢層別の進行腫瘍(1cm以上の高悪性度絨毛異形成および大腸がん)の有病率を比較した。 その結果、進行腫瘍の有病率は、40歳未満群1.1%、40-44歳群3.0%、45-49歳群3.7%、50-54歳群3.6%、55-59歳群5.1%、60歳以上群6.7%だった(全群ともP<0.0001)。進行腫瘍および臨床的に重要な鋸歯状ポリープの有病率は、45-49歳群と50-54歳群で同等だった。著者らは、大腸がん検診の開始年齢を50歳から45歳へ引き下げた米国がん協会(American Cancer Society:ACS)勧告の臨床的な有用性を示されたと結論を示している。 ...