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妊娠糖尿病は胎児の心臓に影響、幼児期までその関連が持続

2020年9月10日  専門誌ピックアップ

妊娠糖尿病(GDM)の妊婦73例を対象に、胎児に見られる心臓の機能および構造変化が新生児期以降も持続するかを縦断的研究で検討。合併症のない正常妊娠女性73例を対照群とした。 対照群の胎児と比べると、GDM群の胎児の右室が球状で(球形度指数0.7 vs. 0.6、P<0.001)、収縮期の右室長軸方向グローバルストレイン値(-16.4 vs. -18.5、P=0.001)および左室長軸方向グローバルストレイン値が低かった(-20.1 vs. -21.3、P=0.021)。幼児期では、GDM群の胎児は左室E/e’比が高く(8.7 vs. 7.9、P=0.011)、左室長軸方向グローバルストレインが低く(-21.0 vs. -22.3、P=0.001)、三尖弁輪収縮期移動距離が短かった(13.8 vs. 15.2、P=0.003)。 ...