2008-15年に手術を施行した妊孕性温存希望の卵巣境界悪性腫瘍(BOT)患者448例を対象に、臨床病理学的因子の予後および妊娠転帰への影響を後ろ向き解析で検討した。 その結果、52例が再発し、妊孕性温存手術(FSS)施行例92例が妊娠に至った。ステージング手術群とステージングなし手術群で妊娠転帰に有意差はなく、ステージング手術は無病生存(DFS)の独立した予後予測因子でもなかった。妊孕性温存を希望する病期I期の患者の予後は、腹腔鏡手術群の方が開腹手術群より良好だった。 ...
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