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認知症による死亡が過小評価されている可能性

2020年9月11日  JAMA Neurology

米国でHealth and Retirement Study参加者のうち直接または代理で面接を実施した70-99歳の成人7342例のデータを用いて、認知症に起因する死亡の割合を推定。2000年に認知症と認知症のない認知障害(cognitive impairment without dementia:CIND)の有無を評価し、2009年まで追跡した。 その結果、2000-09年の認知症に起因する死亡の割合は13.6%だった。これは死亡診断書の原死因に認知症と記載された死亡の割合(5.0%)の2.7倍で、認知症が死亡率に及ぼした影響の度合いが人口動態統計で過小評価されていることが示された。CINDに起因する死亡を含めると、過小評価の程度はさらに大きかった。 ...