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C3腎症へのMMF併用効果に遺伝因子との関連は?

2020年9月12日  専門誌ピックアップ

C3腎症患者97例(C3腎炎81例、デンスデポジット病16例)を対象に、臨床および遺伝因子と副腎皮質ステロイド+ミコフェノール酸モフェチル(MMF)併用治療の効果との関連を後ろ向き観察コホート研究で検討。疾患寛解を得た患者の割合および腎生存率で評価した。 その結果、副腎皮質ステロイド+MMF併用療法による寛解率と腎不全率はそれぞれ79%、14%で、その他の免疫抑制薬(24%、59%)、エクリズマブ(33%、67%)、免疫抑制なし(18%、65%)よりも寛解率が高く、腎不全率が低かった。補体遺伝子に病原性変異を有する患者と自己抗体介在性疾患の患者ともに、副腎皮質ステロイド+MMF併用の治療効果の優越性が認められ、前者の部分寛解に対して、後者は完全寛解が多かった。 ...