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大細胞型B細胞リンパ腫のCAR-T細胞療法liso-cel、5割が完全寛解達成

2020年9月13日  Lancet

米国の14施設で、再発または難治性大細胞型B細胞リンパ腫患者269例を対象に、CD-19標的キメラ抗原受容体発現自家T(CAR-T)細胞療法lisocabtagene maraleucel(liso-cel)の活性と安全性を検討するシームレス試験を実施。主要評価項目は、有害事象、用量制限毒性、寛解率とした(TRANSCEND NHL 001試験)。 その結果、全体的な活性と安全性に用量の影響は見られなかった。有効性が評価できた256例の客観的寛解率は73%、完全寛解率は53%だった。グレード3以上のサイトカイン放出症候群の発現率は2%、神経系事象の発現率は10%だった。9例(6%)に用量制限毒性が見られ、そのうち1例はびまん性肺胞障害により死亡した。 ...