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糖尿病と糖尿病前症早期発症で10年死亡率とCVDリスク上昇

2020年9月14日  専門誌ピックアップ

糖尿病および心血管疾患(CVD)がない20-39歳の若年成人250万2375人を対象に、糖尿病、糖尿病前症および血糖値の回復と10年全死因死亡率、CVD発症および死亡率との関連を大規模経時的コホート研究で調査した。 10年間の追跡の結果、糖尿病または糖尿病前症[空腹時血糖異常(IFG)5.5-6.9mmol/L)]と診断された人で全死因死亡率(ハザード比1.60または1.13)とCVD発症率(同1.13、1.04)の上昇がみられた。空腹時糖尿病血糖(diabetic fasting glucose:DFG 7.0mmol/L以上)の早期の空腹時血糖正常またはIFGへの回復は、全死因死亡率(ハザード比0.57または0.65)とCVD発症率(同0.70、0.78)の低下に関連し、IFGの空腹時血糖正常への回復はCVD死亡率の低下(同0.74)に関連した。 ...